「グローバル地域共生の先行モデルの構築事業」について

人口減少による労働力不足が経済発展の大きな課題となる中、技能実習生等の海外人材は、国際間の獲得競争、東京等の都市圏と地方圏との賃金格差による獲得競争が厳しさを増し、地方の企業は、必要な海外人材の確保が難しくなっています。


 製造業等が基盤産業である上田市の持続的な発展のためには、海外人材から働きたい、くらしたいと選ばれる地域づくりが必要な時代を迎え、海外人材を安価な労働力とみなすのではなく、良き隣人として迎え、共にくらす発想での環境整備が必要となっています。


 監理団体、受入れ企業、行政、地域の4者が連携し、外国人材の受入れ環境を「働く、くらす、交流、楽しむ」の視点から検討を行い、困らないように生活するという視点からの外国人支援から、働き、地域の人たちと交流し、地域コミュニテイの一員として生活を楽しむ包括的なくらしを支えるグローバル地域共生の先行モデルを構築していきます。

大都市に負けない上田市の魅力を発信し、人口減少時代における上田市を支える経済的な活力を高めることは、同時に、人の絆が薄らぎ、地域で孤立が進む、日本人にとっても暮らしやすい助け合いの地域共生社会づくりにつながります。